2024年12月27日  

【2024年版】タイの媒体別のSNS利用状況

〜タイではどのSNSが人気なのか?〜

タイにおける媒体別のSNSの利用状況

タイでは、SNSが非常に盛んであり、タイでオンライン上でマーケティングする場合は、SNSの活用が欠かせません。

本記事では、どのようなSNSがタイで利用されているのか見ていきます。

>>目次

1. タイにおける媒体別のSNS利用

①タイにおける媒体別のSNS利用人数と広告リーチ率

以下がタイにおける各SNSの利用人数と広告リーチ率となります。

※出典:Digital 2024: Thailand

こちらのデータによると、Facebook4,910万人、Tiktok4,438万人、YouTube4,420万人、Messenger3,555万人、Instagram1,875万人が利用しております。タイ人のほとんどがこれらSNSを利用しています。

また、TikTokについては、ここ1〜2年で急速に利用率が高まっております。

日本では、利用者が減少しているFacebookは、タイでは利用者が非常に高くなっています。一方、Instagramの広告リーチ率については、タイにおいて、他のSNSと比較するとリーチ率が少なくなっております。

②年代別の人口とSNS利用率

以下がタイにおける各SNSの利用人数と広告リーチ率となります。

タイにおける年代別の人口とSNS利用率

年代別の人口とSNS利用率

※出典:Digital 2024: Thailand

  1. Z世代→(1997年~2009年生まれ)
  2. ミレニアル世代→(1981年~1996年生まれ)
  3. X世代→(1965年~1980年生まれ)
  4. ベビーブーマー世代→(1946年~1964年生まれ)

タイにおけるSNS利用状況を見ると、全世代でFacebookとYouTubeの利用率が90%を超えており、特に安定した人気があります。

Z世代(94%)、ミレニアル世代(95%)ではFacebookが最も支持され、ベビーブーマー世代でも92%と高い普及率を示しています。

TikTokはZ世代で76%と高い普及率ですが、ミレニアル世代以降では50〜66%に低下します。一方、InstagramはZ世代で87%と高いものの、ミレニアル世代以降では利用率が下がります。

これらのデータから、若年層にはTikTokやInstagram、ミドル・シニア層にはFacebookやYouTubeが効果的なマーケティングプラットフォームであると考えられます。

③タイのデジタル利用状況

2024年のタイにおけるデジタル利用状況を簡潔にまとめたデータです。

タイのデジタル利用状況 2024年版

出典:Digital 2024: Thailand

タイにおけるデジタル利用状況を見ると、インターネット利用率は88%と非常に高く、約4,910万人がソーシャルメディアを利用しています。特にFacebookとYouTubeは安定した人気があり、幅広い層で活用されています。

一方で、携帯電話接続数は9,781万回線で、人口比136.1%を記録していますが、前年比で5%減少しており、利用の整理が進んでいる可能性があります。都市化率は53.9%と、都市部への集中が進む中で、デジタル普及のさらなる広がりが期待されます。

これらのデータから、SNSを活用したマーケティングでは、FacebookやYouTubeが引き続き有力であり、成長を続けるソーシャルメディアユーザー層へのアプローチが重要と考えられます。

④1日のSNS利用時間

以下の図は、タイも含めた各国における1日SNSを利用している時間のデータとなります。

こちらによると、タイにおける1日のSNS利用時間は、3時間弱となっております。一方、日本は、0.8時間となっており、タイにおける1日のSNSの利用時間は、日本の3倍以上になっております。

1日にSNSを利用している時間が長いので、タイ人にマーケティングしたい場合は、SNS経由での情報発信することで、アプローチしたい対象者にリーチができる可能性が高まります。

2. タイにおけるSNS利用のまとめ

まとめ

  • SNSの利用状況では、FacebookとYouTubeが90%以上の人に利用されており、安定した人気を誇っています。毎日使用している人も多く、70%以上にのぼります。
  • TikTokはここ1〜2年で急速に利用率を上げており、特にZ世代を中心に高い支持を得ています。
  • ソーシャルメディアの全体利用者は4,910万人に達し、人口の68.3%が何らかのSNSを利用。インターネット普及率も88%と高水準です。
  • タイでは1日にSNSを使用する時間が日本の約3倍であり、ターゲット層へのリーチ機会が非常に多い市場と言えます。
  • 携帯電話接続は人口比136.1%と依然高水準ですが、前年比で5%減少しており、利用の整理が進んでいる可能性があります。
  • 都市化率は53.9%であり、都市部を中心にデジタルマーケティングを展開することで、効率的なアプローチが可能と考えられます。