2023年1月27日
タイの媒体別のSNS利用状況
〜タイではどのSNSが人気なのか?〜
タイでは、SNSが非常に盛んであり、タイでオンライン上でマーケティングする場合は、SNSの活用が欠かせません。
本記事では、どのようなSNSがタイで利用されているのか見ていきます。
>>目次
1. タイにおける媒体別のSNS利用率
①タイにおける媒体別のSNS利用率
以下がタイにおける各SNSの利用率となります。
※出典:We are social 2022年(YouTubeのみ2021年のデータを使用)
こちらのデータによると、Facebook、YouTubeの普及率が90%を超えており、タイ人のほとんどがこれらSNSを利用しています。
また、TikTokについては、ここ1〜2年で急速に利用率が高まっております。
日本では、利用者が減少しているFacebookは、タイでは利用者が非常に高くなっています。一方、日本で利用者が多いTwitterについては、タイにおいて、他のSNSと比較すると利用者が少なくなっております。
②タイにおける媒体別のSNSの利用頻度
前述のデータとは別の出典の興味深いデータがあります。
(※出典:Asian Bridge(Thailand)Co.Ltd(2022年4月タイ人社会人3,104人調査))
本調査は、前述の5大SNSに加え、メッセージアプリのLINE及びFacebookメッセンジャーも調査の対象となっております。
興味深い点としては、媒体別のSNS『利用率』に加え、『毎日使っている』SNSを媒体別に集計していることになります。
タイにおけるSNS利用率と毎日使用率
※出典:Asian Bridge(Thailand)Co.Ltd(2022年4月タイ人社会人3,104人調査)
・青の棒グラフ→タイにおける各SNSの利用率(アカウントを持っている率)
・オレンジの棒グラフ→タイにおける毎日使用しているSNSの率
タイにおいて、LINEは日本と同様、かなり深く浸透しており、99%の人が利用しており、89%の人が毎日使用しています。
YouTube、Facebook、Facebookメッセンジャー(FBMSG)、インスタグラム(IG)についても利用率が90%を超えており、広く浸透しています。さらに、YouTubeとFacebookについては、70%以上の人が毎日使用しています。
TikTok、Twitterについては、利用率が70%を超えていますが、毎日使用している人の割合は、30%強に留まっております(ただし、TikTokはここ1〜2年で急速に拡大中)。
③タイにおける年代別の毎日資料しているSNS媒体
そして、さらに掘り下げたデータとして、年代別に毎日利用しているSNS媒体の集計したデータがあります。
タイにおける年代別の毎日使用率SNS
※出典:Asian Bridge(Thailand)Co.Ltd(2022年4月タイ人社会人3,104人調査)
こちらによると、全年代において、LINEは毎日使用されていることが分かります。
日本では、若者が使わなくなっているFacebookについても、20代の75%、30代の87%、40代の84%が毎日使用しております。YouTubeにおいても、20代〜40代の大半が毎日使用しております。
日本で最も使用されているSNS媒体の一つであるTwitterについては、毎日使用している人が20代では46%、30代では34%、40代では11%となっており、日本とは対象的なSNSの利用状況となっております。
SNSの利用状況は、他の東南アジアや台湾でも同じような傾向であり、Facebookの利用率が高く、Twitterの利用率が高くない状況となっております。一方、TikTokについては、各国での普及が急速にここ1〜2年で進んでおります。
④1日のSNS利用時間
以下の図は、タイも含めた各国における1日SNSを利用している時間のデータとなります。
こちらによると、タイにおける1日のSNS利用時間は、3時間弱となっております。一方、日本は、0.8時間となっており、タイにおける1日のSNSの利用時間は、日本の3倍以上になっております。
1日にSNSを利用している時間が長いので、タイ人にマーケティングしたい場合は、SNS経由での情報発信することで、アプローチしたい対象者にリーチができる可能性が高まります。
2. タイにおけるSNS利用のまとめ
- SNSは、Facebook、YouTube90%以上の人に利用されており、毎日使用している人が70%以上いる
- TikTokは、ここ1〜2年で急速に利用率を上げている
- 1日にSNSを使用している時間が日本の3倍以上となり、アプローチしたい対象者にリーチができる可能性が高まります。