タイにおいて、Facebookは単なるSNSではなく、もはや「生活インフラ」に近い存在です。
Z世代からシニア世代まで幅広く利用されており、そのユーザー数は約5,000万人超と、国内SNSの中でも圧倒的なボリュームを誇ります。
この記事ではそんなFacebookを飲食店においてどのように活用していくのか。
わかりやすく解説していきます。
タイ人はFacebookが生活インフラ。やらない理由がない
先ほども述べたとおり、タイにおいて、Facebookは単なるSNSではなく、もはや「生活インフラ」に近い存在です。
Z世代からシニア世代まで幅広く利用されており、
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ユーザー数は約5,000万人超
好きなSNS:全世代で1位
と、国内SNSの中でも圧倒的なボリューム・人気を誇ります。
タイでは日常的にFacebook上で情報交換が活発に行われており、飲食店の情報もタイムラインやグループを通じて流れてきます。
そのため、Facebookは“信頼できるお店”を見つけるための情報収集ツールとしても広く使われています。
投稿・チャット・クチコミ・予約など、すべての行動がFacebook内で完結するため、飲食店にとっても「やらない理由がない」状態なのです。
実際にタイ人がFacebookで飲食店を使うシーンとは?
Facebookが生活に根づいているタイでは、飲食店との接点もこのSNS内で完結するケースが非常に多く見られます。
ここでは、実際にタイ人がどのようにFacebookを通じて飲食店を「見つけて・つながり・利用しているか」を、典型的な3つのシーンに分けて解説します。
Facebookで近くの飲食店をチェックする
タイでは、日常的にFacebookのタイムラインやグループ投稿を通じて、飲食店の情報に触れる機会が多くあります。

「知人の投稿」「グループ内の紹介」「タグ付けされた料理写真」など、何気ない投稿がきっかけでお店を知るケースは珍しくありません。
気になるお店を見つけたあとは、そのまま店舗ページやチェックイン履歴、タグ付け投稿をチェック。
営業時間や場所、メニュー、写真、レビューなどを確認できるため、リアルな“口コミ検索”のような役割を果たします。
結果的に、Facebook上でお店の情報を見て、「いいかも」と思えば、そのままMessengerで連絡 → 来店、という流れが自然に生まれるのです。
Messengerで気軽に連絡 or 予約(電話より使う)
タイではLINEと並んでMessengerがビジネス利用でも広く普及しています。

飲食店に問い合わせをしたいときも、電話よりMessengerを使うのが一般的。
実際に、以下のようなやり取りが日常的に行われています。
- 空いているか確認
- 席の予約
- メニューやプロモーションの質問
- アクセスの確認 など
電話に比べて心理的ハードルが低く、24時間気軽にメッセージが送れることもあり、
「Facebookページがあれば、とりあえずMessengerで聞いてみる」
という行動が、特に若年層~ファミリー層に定着しています。
投稿やレビューで“今の雰囲気”をチェックする
お店選びの最後のひと押しになるのが、投稿やレビューによる「リアルな雰囲気の確認」です。

タイ人は、お店の公式投稿だけでなく、他のお客様によるタグ付き投稿やレビューを通じて、「このお店の今の様子はどうか?」をチェックします。
たとえば:
- 店内が混んでいないか
- 写真と実物のギャップがないか
- 最近のプロモーションはあるか
- スタッフの対応はよさそうか
こうした情報を、写真+コメント付きで確認できるのがFacebookの強み。
結果として、「あ、この雰囲気好きかも」と感じてもらえれば、そのままMessengerで予約 → 来店へとつながるわけです。
どんな投稿が喜ばれる?おすすめ投稿パターン
Facebookは、単なる告知の場ではなく「お店の雰囲気や温度感を伝えるコミュニケーションツール」です。
タイ人ユーザーは、頻繁に更新される“リアルなお店の様子”を楽しみにしています。
そこで、飲食店が実際に反応を得やすい投稿パターンを3つに分けて紹介します。
プロモーションや期間限定メニューの告知
新メニューや期間限定のキャンペーンは、Facebookユーザーにとって「見逃したくない情報」です。

投稿には以下のポイントを押さえましょう。
- 写真は明るく美味しそうに
- 実施期間・対象メニューは明確に
- Messenger予約の導線をつける(「ご予約はメッセンジャーからどうぞ」など)
\投稿例/
📣今週だけのスペシャルランチセット🍱
今ならドリンク1杯無料!→詳しくはDMで!
プロモーション情報は“来店の理由”になるものです。
投稿で「今行きたい!」をつくりましょう。
お客様の写真やイベント風景のシェア
「雰囲気が伝わる」投稿は、安心感と信頼につながります。

実際に来店したお客様の写真や、イベント・記念日対応の様子などを共有することで、
- “楽しそうなお店”の印象を演出
- 「自分も行ってみたい!」という心理を刺激
※シェア前にはお客様の許可を得てください
店の“空気感”が伝わる投稿は、他のお客様の来店意欲を自然に引き上げてくれます。
“今日のランチ”などリアルタイム性のある投稿
「今、営業してる」「今これが食べられる」という“リアルタイム性”は、タイ人ユーザーの行動に直結します。

当日のランチメニュー、空席情報、急なプロモーションなどを、手軽な写真+一言でOK。
ポイント:
- 毎日は難しくても、週3回更新を目標に
- スマホで撮った写真+短文でも十分反応あり
- 現地ユーザー向けハッシュタグ:#อาหารกลางวันวันนี้(今日のランチ)なども活用
「今」を伝える投稿は、迷っている人の“来店の背中を押す一言”になります。
継続投稿のコツ|Instagramと同じく「止まらない工夫」がカギ
Facebook運用において最も重要なのは、「継続して更新すること」です。
たとえ内容がシンプルでも、定期的に投稿されているアカウントは“生きている”印象を与え、来店検討中のユーザーに安心感を与えます。
では、投稿が止まらないようにするにはどうすればよいのでしょうか?
ここでは、継続運用を可能にする3つの工夫をご紹介します。
曜日で投稿ネタを分ける
「毎日何を書けばいいか分からない」という悩みをなくすために、曜日ごとにテーマを決めておくのが効果的です。

たとえば:
- 月曜:週替わりメニュー
- 水曜:お客様の写真紹介
- 金曜:スタッフ紹介や裏話
のように「考えなくても投稿できる仕組み」を作っておくことで、継続のハードルが一気に下がります。
投稿を“習慣化”することで、更新を無理なく続けられるようになります。
写真はスマホでOK、クオリティより“更新”が重要
「いい写真がないから投稿できない…」と悩む方も多いですが、実はスマホで撮った日常の1枚でも十分です。
(画像→スマホで写真撮っている様子)
大切なのは投稿のクオリティよりも、投稿を続けている“活発な印象”です。
たとえば:
- 店内の今日の様子
- スタッフのちょっとした笑顔
- 出来たて料理のアップ
これらはすべて、お客様にとって“リアル”で“共感しやすい”コンテンツになります。
無理してプロっぽさを追わず、続けやすさを最優先にしましょう。
「放置されてる店」にならないための仕組み化
投稿が途切れると、店舗ページ全体に“閉まってる感”が出てしまい、来店率にも影響します。

これを防ぐには、更新をチーム内でルール化・仕組み化しておくことが重要です。
たとえば:
- 週に1回、スタッフが交代で投稿担当
- 月初に30日分の投稿内容をざっくりスケジューリング
- GoogleカレンダーやLINEでリマインド
といった工夫を入れるだけでも、継続の確率がぐっと高まります。
「人頼り」にせず「仕組み」で回すことで、止まらない運用が実現します。
Facebookを“最低限”ではなく“最大限”に活用しよう
タイの飲食業界において、Facebookは「やって当たり前」のSNS。
しかし、多くの店舗が「アカウントは作ったけど活用できていない」という状態に陥っています。
重要なのは、Facebook内で「発見される → 信頼される → 行動される」流れを作ること。
そのためには:
- 普段から見てもらえる投稿を続ける
- Messengerでの問い合わせにすぐ対応できる体制を整える
- 店舗ページを“今の様子が伝わる”場所にする
といった基本が欠かせません。
小さな積み重ねの先に、「Facebook経由で新規客が来る」状態が生まれてきます。
まずは、できることから1つずつ取り入れてみてください。
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